2011 Rotax Max Euro Challenge Race4 Race Report
(Circuit Angerville、France Date9/7-9/11)
<エント ラント>PAUL CARR RACING
<参戦ク ラス>Rotax Max Juniors(ゼッケン6番 42台)
<シャー シ>KOSMIC MERCURY
<エンジ ン>Rotax Max Juniors
<タイヤ>Dry MOJO D1 Wet MOJO W2
<レーシ ングチーム>PAUL CARR RACING
<リザル ト>
Qualifying Practice 総合3位 予選C組
Qualifying Heat C+D 1番手スタート 1位
Qualifying Heat A+C 2番手スタート 2位
Qualifying Heat B+C 2番手スタート 3位
Pre Final DNS
Final DNS
<リザル ト詳細> RGMMC
http://www.camp-company.de/Rotax%20euro%20challenge%202011/index.php?dir=05+Race+4+REC+Angerville+%28F%29+7-11+September%2F
<詳細コ メント>
9/7水曜日
今回は、既にシリーズチャンピオンが確定しているので正直気持ちは楽 だった。
でも、ここに来た目的はひとつ、勝つことである。だからより集中してい きたい。
事前の練習ではいい感じであったので、それをベースにセッティングを進 めていく。
朝の1セッション目は、路面がところどころ濡れていて、
前の走行のSeniorクラスを見る限りではかなり危険な様子だった。
チームは1セッション目は走らないことに決定し、2セッション目から走 り始めた。
最初のセッションはまあまあ良く、しかしNEWタイヤを入れたときにパリッとしない。
コンディションが悪かったのもあったが、何かいまひとつな感じだった。
ちょっと納得がいかない日であった。
9/8木曜日
昨日の原因を探るべく、いろいろ試した。
リアグリップが足りなくて少し滑り、トラクションがない。
いろいろ試したが、今ひとつ。自分にも原因があるため、そこは修正が必 要だ。
エンジンの不調も見つかった。
最後の方はタイムも安定してきて、トップグループのタイムは僅差な状態 だ。
明日のQualifying Practiceは出ていくタイミングなどで、決まるだろうと思った。
9/9金曜日
Non Qualifying Practice 1 (10分間)(偶数 ゼッケン組)
今までと同じ流れで、この2セッションはNEWタイヤを入れる。
ここでしっかり確認していきたい。
最初はしっかり皮むきをした。
後半にタイムが出るコースなので、しっかり合わせるようにする。
後半に少し引っかかってしまい、タイムが少し足りなかった。
次の走行に向けてセッティングを変更した。
あとコンマ2秒位欲しい・・・・。
Non Qualifying Practice 2 (10分間) (偶数 ゼッケン組)
2セット目のNEWタイヤ。
何としても、ここでカートを決めたい。
変更した部分はよくなったが、いまひとつピリッとしない感じ。
なんとかトップタイムで終えるが、少し不安はある。
Qualifying Practiceはこのままのセットで行く。キャブだけ少し変更した。
Qualifying Practice (15分間)(J2 組)
くじ引きにより出走は2組中2組目となった。
フリー走行の状況から、ポールを獲るのは簡単ではなさそうだ。
うまくスリップを使うことも必要だろう。
そのときの路面はタイヤグリップが上がり良いタイムが出るまで時間がか かるので、
5分くらい待っていた。
相変わらず自分に合わせてくるカートばかりで、クリアーラップが取りに くい。
数周後、案の定一番いい周回で引っかかってしまい、タイムが伸ばせな かった。
その後死ぬ気でプッシュしたが、セッション終了。惜しくも3位となっ た。
この状況を考えると悪くはない。あとはレースで上がっていけばいい。
この日はやることがたくさんあってとても忙しかった。
しっかり寝て、明日に備えたいと思った。
この日の夜に北冨さんが来てくださった。
渋滞にはまってしまい、夕方に着く予定が夜になってしまったそうだ。お 疲れ様です!
9/10土曜日
Warm up(5分間)
朝のWarm Upはセットの確認のための重要な時間だ。
5分と時間が短いので、今回は先頭で出ていった。しかし、エンジンが吹 けない。
アクセルでどうにかしてみようとするが、どうにもならず、
止まりそうになってしまいピットへ向かった。
エンジンが失火しているみたいな状態である。
そのままセッションを切り上げ、チーム全員総力をあげてあらゆるものを 変えてくれた。
ありがたかった。次の予選ヒートまで少し時間があったのでよかった。
Qualifying Heat C+D(8周 1番手スタート1位)
2番グリッドのチームメイトPhilip Morinと協力していいスタートを決めたい。
Philipはシ リーズランキング3位がかかっているので、飛んではいけない。
自分はとにかくブラックフラッグに気をつけることが重要だ。
スタートはまあまあ上手くいったが、赤旗が出た。
自分のグリットからでは見えなかったが、後方で激しいクラッシュがあっ たようである。
幸い、ドライバーは無傷であった。
気を取りなおしての再スタートは完璧に決まり、2台で後続をどんどん突 き放した。
中盤まで、自分のペースがあまりよくなく追いつかれるが、後半は突き放 した。
無事、1-2でチェッカー。
リアグリップがもう少し欲しい。
Qualifying Heat A+C(8 周 2番手スタート2位)
少しセッティングを変更。
スタートは3番手に落ちるがすぐに抜き返し、2位へ。
前半はこっちの方のペースが良く追いつくが、抜けるとこまでいたらな い。
後半は少し引き離されて2位チェッカー。
グリップは路面のおかげでよくなったが、トラクションが足らない。
次に向けてまた変更。
Qualifying Heat B+C(8周 2番手スタート3位)
最後の予選ヒートだ。気を抜かずに集中を高めた。
スタート直後は3番に落とし、そのあと4番手まで落ちるがすぐに抜き返 し、
3番手で1周目を終えた。
カートは生き返ったような動きになったが、今度はリアの動きが若干重く なってしまった。
ギアも変えたせいで、立ちは悪くはないが直線で頭打ちしてしまってい る。
そのまま3位チェッカー。カートの状態を見直すことができたのはよかっ たと思う。
明日からいよいよPrefinal。
この予選の結果から、翌日のプレファイナルは3位からスタートと決まっ た。
9/11日曜日
朝は雨が少し降っていて、曇っていた。
路面はドライだが、いつ豪雨がきてもおかしくないような空模様だ。
朝テントへ着くと、Paul監督から大事な話があった。
「Ukyoがとてもレースをしたいのはよくわかるが、今日は走らないことにする。
理由はコンディションがとても悪く、毎年最終戦のPrefinalからレースがとても荒れる。
そこでもしブラックフラッグを振られたりしたら、チャンピオンを失ってしまう。」
確かに、昨日の予選からどのクラスも荒れていて、
ドライバーとエントラントミーティングで『ぶつけたらすぐ黒旗だ』と通 達があった。
不出走の可能性については、フランスに入ったときから聞かされていたの で、
自分の気持ちとしては、50%は納得していた。
ただ残りの50%は、やっぱりレースをしたい。
そして応援してくださる方々、フランスに送り出してくださった皆様に申 し訳ない。
それでも最後はPaulの言うことが正しいと思い、棄権した。
ただ、Warm upは走らせてほしいと伝えた。
Warm up走行(5分間)
Mattの父、Peterさんがチームのドライバーを集めて、
「朝からブラックフラッグがたくさん出ている。しかも練習からだ。
気を付けて行った方がいい。」とアドバイスをくれた。
自分はかなりスペースを開けてコースインした。
今季のユーロMAXでは最後の走行になるので、5分間思う存分走りた い。
その時Paul監督が『GO!!!UKYO!!!』と思いきり拳をあげてくれた。
Warm up走行でそんなことしてくれるPaul監督の粋な計らいにジンときた。
とにかく全開で走った。
途中、引っかかってタイムが出ない周もあったが、思いっきり走ることが できた。
0.088秒の僅 差でチームメイトのPhilipがトップタイムだったが、
ふたりで3位以下に0.2秒以上の差をつけて、自分の最後の走行を終えた。
まとめ
レースをする僕を応援してくださる皆様には、不出走になり本当に申し訳 なかったです。
ただ、監督のPaulもかなり悩んでいたし、苦渋の決断だったと思います。
ご理解していただけると有難いです。
2年目の MAXユーロシリーズも、本当に色んな勉強になりました。
僕を快く迎え入れて、素晴らしい仕事をしてくれたPAUL CARR RACINGに、
このチャンピオンを捧げたいです。
そして、日本が大変な時にこの舞台にやって来れたのも、
EIKOの皆様のご協力、スポンサー様や家族の後押しがあってこそなの で、
あらためて深く感謝したいと思います。
本当にありがとうございました!
今回走り足りなかった鬱憤は、MAXフェスティバルで爆発させたいと思 います。
もてぎで勝つ ぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
笹原 右京
※レース終了後、2011年のシリーズ表彰をしていただきました。
※写真につきましては、北冨徳さんに多大なるご協力をいただき、
深く感謝申し上げます。




