2009 ROTAX MAX FESTIVAL レースレポート

2009 ROTAX MAX FESTIVAL レースレポート

(瑞浪レイクウェイ・ドライ・10月10日〜11日)

<エントラント> ハルナカートクラブ
<参戦クラス> ROTAX MAX Jrクラス(ゼッケン1番・出走台数49台)
<フレーム> KOSMIC MERCURY
<エンジン> ROTAX MAX Jr
<タイヤ> MOJO D2
<メンテナンスガレージ> ハルナレーシングファクトリー
<リザルト>
タイムトライアル:1位(A組)
予選ヒート(A×C):1番手スタート・1位
予選ヒート(A×B):1番手スタート・1位
プレファイナル:1番手スタート・2位(ファステストラップ獲得)
決勝ヒート:2番手スタート・1位

<結果詳細URL>http://www.eikoms.com/result/Result.htm

<レース動画>http://www.racingkartweb.jp/max_festival2009/

<結果コメント>『ウレシイ!』


<結果詳細コメント>
<土曜日>
<公式練習5分間&タイムトライアル5分間><10分間>
事前練習、金曜フリー走行と順調にマシンセットは煮詰まっていました。
自分のドライビングも先輩方からたくさんのアドバイスをいただいたおかげで、
欠点を見つめなおすことができ、全ての調子がいい感じでした。
予選をうまく乗り切るためにも、ポールポジションは絶対取りたいと思っていま
した。
公式練習残り3分くらいからコースインをしました。
最初は水温が上がらなかったのでペースを少し抑えていました。
タイムトライアル計測開始になってからはがんがんプッシュしていきました。
とにかく集中して全力で走りました。
それが実り、トップタイムを出すことができました。
この結果、予選はA組で2レースともポールスタートとなります。

<予選(A×C)><8周>
最初の2〜3周で後続を引き離そうと考えました。
スタートは上手く決まり、1周目で結構開きました。
その後は、タイヤを労わり、ペースを保って走行しました。
セッティングも良く、全くタイヤも減らず、
思い通りの展開でトップチェッカーを受けました。


<予選(A×B)><8周>
15時を過ぎて気温も低くなってきたので、自分にとってはとても有利だと思い
ました。
スタートはまた上手く決まり、1周目で結構引き離せました。
ドライビングの課題が自分の中であったので、その練習をしていました。
上手く行くようにはなってきましたが、まだまだ下手でした。
そのままトップでチェッカーを受けました。


<日曜日>
<公式練習7分間>
前日の走行後に少しセッティングを変えていたので、その確認をしていました。
タイムにこだわりはありませんでしたがトップタイムが出ていたので、
レースに向けては本当に楽しみでした。


<プレファイナルヒート><10周>
ポールスタートは有利なのでそれを活かそうと思いました。
ところがスタートはアウト側がとても良く、自分は4番手まで落ちてしまいました。
でも、焦らず、しっかりと走っていれば、前に追いつくと思い、
集中して走っていました。
途中大きなミスなどもありましたが、マシンは自体はいい状態でした。
黄旗には注意しながら一台一台抜いて行き、トップに立ちました。
そのまま逃げようと思いましたが上手く行かず、
最終ラップのタコツボで抜かれてしまいました。
逆転も叶わず、2位でチェッカーでした。


<決勝><15周>
プレファイナルではスタートで行かれてしまったので、
今度は自分がしっかり決めようと思いました。
ローリングの駆け引きは、周りの方が思うほど自分としては気になっていません
でした。
スタートは結果的に見事に上手く行き、4番手スタートの選手も一気について来て、
そのまま2台で後続を引き離しにかかりました。
最初は、2番手に対して少し引き離し気味でしたが、
自分に細かいミスがたくさんありとうとう追いつかれてしまいました。
一度はタコツボで入られましたが、上手くクロスでかわしました。
しかし二度目は、うまく入られ2番手へ落ちました。
しばらく後ろにつき、相手の弱いところを探し、その後5コーナーで入りました。
上手くいき、後ろを少し引き離しました。
そのままとにかく必死にプッシュし、最後はリードを広げ、
ついについに一番でチェッカーを受けました。 
そして、この勝利で、2009 ROTAX MAX Jrシリーズチャンピオ
ンとなったことにより、
グランドファイナル(世界大会・エジプト)の日本代表となりました。


<まとめ>
ドライビングに関しては練習の時からレース当日まで、
いろんな方々にアドバイスをいただきました。
特にMAXの大ベテランの松谷さんや平峰くんには、
時間を割いていろいろ教えていただき、とても勉強になりました。
自分にとって、ものすごい財産になりました。
それでもファイナルではミスがあり、かなり反省しています。
マシンは、父ちゃんがしっかり作ってくれたので問題はありませんでした。
細やかに協力をしてくださった方々には本当に感謝しています。

2年くらい前からいろんな所で『国際レースに出たい!』と言ってきた自分とし
ては、ライセンスが国際に上がった今年、このシリーズを勝ってグランドファイナルの
出場権を獲り、世界にアピールをするというのが大きな目標のひとつでした。
ハルナカップを確実に大事に戦いポイントを重ねてきて、
ゼッケン1(ランキング第1位)でフェスティバルに臨めると決まってからは、
このレースが本当に楽しみで楽しみでしかたがありませんでした。
同時に、瑞浪では必ず勝つというイメージをいつも以上に強く持ち続けていて、
それがかなり近い形で実現したので、そういうことも本当に大切なんだなあとよ
くわかりました。
自分がうれしいのはもちろんですが、自分の勝利を喜んでくれたひとたちがいる
のはもっとうれしかったです。
記者会見の席でセニアクラスの代表の久保さんは、
『日本代表となった自分の後ろには、瑞浪で戦った全国各地の選手、そして地元で戦った仲間がいる。エジプトではみんなのオモイを無駄にしないような走りをしたい。』
といった内容の話をされていました。
自分も全く同感です。
みんなの代表として、必ず日の丸を揚げてきたいと思います。
エジプトでは精一杯がんばってきますので、応援をよろしくお願いいたします!!

笹原 右京

(尚、すでにシリーズチャンピオンが決定しているJAFジュニアカート選手権
ですが、鈴鹿の東西統一戦(10月25日決勝)に出場させていただきます。
こちらも最後までしっかり戦いますので、何卒よろしくお願いいたします!)

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