2011SUGOカートレース開幕戦 レースレポート
(スポーツランドSUGO西コース 5月15日)
エ ントラント・K.SPEED WIN
参 戦クラス・ROTAX MAX Seniors(ゼッケン66番 20台)
エ ンジン・ROTAX MAX Senior
シャー シ・Maranello RS-9 MORBIDO
タ イヤ・MOJO D2
レー シングチーム・K.SPEED WIN
* リザルト
タ イムトライアル・1位
予 選ヒート・1位(ファステストラップ)
決 勝ヒート・1位(ファステストラップ)
* リザルト詳細URL スポーツランドSUGO
http://www.sportsland-sugo.co.jp/results/20110515_sugo-kart.php
* 詳細レポート
震 災の影響を受けたスポーツランドSUGOが復旧し、
晴 れて開幕戦が行われるということで、
昨 年からSUGOのシリーズに参戦されている藤田選手や関係者の方々の、
『レー スに参戦して東北を盛り上げよう!』の呼びかけに賛同し、
喜 んで出場させていただいた。
・ 前日練習
SUGO 西コースでMAXの走行経験がなかったので、
ラ インの確認は徹底して行った。
同 時に、マシンのセッティングも微調整を繰返し仕上げていった。
最 終的によい状況で終えることができたと思う。
宿 に入る前に、父ちゃんと海側の被災地を訪ねた。
テ レビなどでの報道は何度も見ていたが、
現 実の酷さがあまりにも凄くて、呆然として言葉が出てこなかった。
涙 がこぼれそうになった。
明 日のレースで自分が貢献できることは何だろう。
『全 てのラップを精一杯、全身全霊で走りきる。』
レー スに出場する自分には、それができることだと考えた。
・ レース当日
<フ リー走行>
朝 の10分間のフリー走行はマシンの最終確認をした。
状 態は良く、動きもいい感じだったので期待が持てる。
<公式練習&タイムトライアル(10分間計測)>
タ イムトライアル中でもピットに入って良いというルールなので、
連 続アタックが可能だ。
最 初の2分ほど待機しコースイン。
初 めの一周はしっかりタイヤの皮むきをして、2周目からアタック開始。
タ イムはぽんぽん上がり、6周目にベストタイムが出た。(40秒115)
そ の後はタイムが上がらず、ピットイン。
右 リヤタイヤのエアーがおかしいと感じたので調整し、すぐにコースに戻った。
も う一周だけアタックできたが、結果的に6周目のタイムでポールポジションを獲得した。
(タ イム40秒115 2番手#11三村選手 40秒157
3 番手#16遠藤選手 40秒320)
<予選ヒート(12周)>
2 番手はチームメイトの三村選手だ。
一 緒にレースを引っ張ることができればいいなと思った。
ス タートは上手く決めることができ、後続に少しリードを築いた。
三 村選手が追いついてきて、2台で後続を引き離し、いい緊張感を保っていた。
後 半、自分のペースが良くなり、少しずつ離すことに成功しチェッカー。
10周目に出したタイムがファステストラップとなった。
(ベ ストタイム40秒522(10周目/12) 2番手タイム#11三村選手 40秒573)
<決勝ヒート(18周)>
ス ターティンググリッド2番手は三村選手、3番手は藤田選手。
先 ずはスタート直後に注意だ。
そ のスタートは後ろから押されながらも上手くトップをキープ。
ヘ アピンの4コーナーも押さえて後ろを引き離しにかかった。
予 選から大きくセッティングを変えたわけではなかったが、
路 面がマシンにうまく合ってきて、決勝のラップタイムは上がっていた。
か なりハイペースで走行を重ねていた。
後 続に対し、どんどんリードを築き、セーフティーマージンができた。
し かし、前日に考えたように、最終ラップまで全力で臨んだ。
ラッ プタイムに満足することなく、全周タイムトライアルと思ってプッシュしていた。
具 体的にいうと、14周目に40秒453のベストが出ていたので、
ラ スト数周は40秒3を目標に走っていた。
結 果的に届かなかったが、集中して走りきれたと思う。
後 で聞いたら、実況の堀籠さんがそのとき『一周一周速さを積み重ねていく』
と 表現してくださっていたそうだ。
自 分がやっていたことをうまく伝えてくれて嬉しかった。
そ んなわけで、SUGOの皆さんに見守られながらトップチェッカーを受けることができた。
(ベ ストタイム40秒453(14周目/18) 2番手タイム#11三村選手40秒652)
・ まとめ
日 曜の帰りがけにもう一度被災地に出向いた。やっぱり見ているのが辛かった。
あ の場所へ行き、特別な思いでレースに臨めたことは、
自 分の人生においてとても意味のある経験ができたと思う。
こ れからもその経験をレースや生活に活かしていきたいと思った。
藤 田選手をはじめ、SUGO開幕戦を盛り上げようと動いてくださった方々、
協 力されていたインポーター様、タイヤメーカー様、パーツメーカー様、
明 るく迎えてくれたSUGOのスタッフやエントラントやドライバーの皆様に、
あ らためて感謝したい。
今 回参戦したことが少しでもSUGOのスローガン『がんばれ東北!たちあがろう宮城!』
の お役に立てていればうれしく思う。
全 国の選手の皆さんも、機会があったら是非SUGOのレースに出てください。
よ ろしくお願いします!
笹 原 右京
※写真をTriple K フォトギャラリーより一部お借りいたしました。ありがとうございます!
Triple K ホームページ http://triple-k.info/