2011 Rotax MAXフェスティバル レースレポート 笹原右京

2011 ROTAX MAX FESTIVAL レースレポート

 (ツインリンクもてぎ北ショートコース・ドライ・10月8日~9日)


<エントラント> K.SPEED WIN

<参戦クラス> ROTAX MAX Seniorクラス(ゼッケン49番・出走台数64台)

<フレーム> Maranello RS-9 MORDIDO

<エンジン> ROTAX MAX Senior

<タイヤ> MOJO D2

<メンテナンスガレージ> K.SPEED WIN

<リザルト>

タイムトライアル:2位(B組)

予選ヒート(A×B):2番手スタート・3位(ファステストラップ獲得)

予選ヒート(B×D):1番手スタート・1位

予選ヒート(B×C):1番手スタート・1位

プレファイナルヒート:2番手スタート・1位

ファイナルヒート:1番手スタート・1位



<結果詳細URL>

ツインリンクもてぎリザルトページ
http://www.twinring.jp/result_m/2011/kart/
<レース動画>

レーシングカートWEB RMCページ
http://www.racingkartweb.jp/page18.html
<結果コメント>

『バスツアーで遠方から応援に来てくださった皆さん、ありがとうございました!』



<結果詳細コメント>

MAXフェスティバルは、グランドファイナル(世界大会)の代表権選考会であるが、

既に世界大会への切符を得ていた自分は、純粋にこのレースを勝利で終えること、

これだけを目標に出場した。

<練習走行>

事前練習から好感触を得ていた。

レースウィーク木曜日の時点でもかなり調子が良く、

古いタイヤの割には、かなり安定したペースで周回していた。

金曜日の午後にNEWタイヤを入れたが、少し失速。

その後、いろいろ試したがうまくいかず、

原因があまりわからないまま土曜日を迎えた。



<土曜日>

<公式練習><10分間>

前日とは路面やタイヤが違うけれど、しっかり原因を掴んだ。

エンジン、カートの悪いところを全て確認できたので、次のタイムトライアルが

かなり楽しみになってきた!



<タイムトライアル><5分間>B組TOP、総合2位

前のA組の走行が終わった時点で37.953のコースレコードが出ていた。

自分の目標として37.7か8を狙っていた。

5分間しかないので早めにコースインしていったが、場所がかなり悪く、

トラフィックにずーっと引っかかったままだった。

そんな中でもやるしかなかったので、できる限りの全開アタック。

前車を抜かしながら37.988のグループトップだったので、

場所さえよければ、というのはタラレバだが、

コースレコードが欲しかったなーーーーーーー!!!

しかし総合2位で、毎回フロントローからスタートできるので、

スタートとしては悪くない。

さらに、真後ろにはチームメイトの三村選手が着けていた。

2人でレースを引っ張りたい。



<予選(A×B)><12周>2番手スタート3位

スタートは2番手。前回のもてぎでのレースと同じようにうまく決めたい。

スタートはいい感じ。アウトからまくったが、外側に少し行ってしまい失速。

3番手で戻れて周回に入った。

2周目は2番手。早めに仕掛けたかったが、TOPに着いていくので精一杯。

リアが重くなってしまい、つらい状況だった。やがて3番手に落ちてしまった。

後半は2番手の選手が後ろを気にしはじめ追いついたが抜けず。3位チェッカー。

次の予選に向けての原因が見つかったので、修正していきたい。



<予選(B×D)><12周>1番手スタート1位

残る予選2ヒートはポールスタートだ。しっかり決めてぶっちぎりたい。

スタートはうまくいき、1周目で後ろを引き離した。

セット変更はあたり、マシンの動きは良くなった。

ただ、若干滑りすぎてトラクションがなく、序盤はきつかった。

最初のリードを保ち、安定したラップで走行。タイヤもセーブできた。

1位チェッカー。



<予選(B×C)><12周>1番手スタート1位

少しセッティングを変更。データもかなりとれてきた。

今回もポール。既に佐々木選手が予選を全て1位で終えていたので、

プレファイナルのポールの可能性は無くなっていたが、気を抜かずに集中。

スタートは今回もうまく決まり、後続の争いもあってリードを築いた。

マシンはけっこう決まってきた。なので、タイヤをセーブしながら走行した。

後半、少しつめられたが追いつかれることはなくトップチェッカー。

明日のプレファイナルは2番手スタートとなった。

今度こそはうまくスタートを決めたい。



<日曜日>

<公式練習7分間>

ラインの確認をしたかったので、チームメイトの三村選手と一緒に走った。

ラインもしっかり確認できて、セットもいい感じ。

タイムは2番手だったが、プレファイナルへ向けて好調を維持できそうだ。



<プレファイナル><15周>2番手スタート1位

ちょうどプレファイナルのグリッドに着いたあたりに、

‘’笹原右京応援バスツアー‘’の大型バスが到着した。

ツアーの皆さんと、自家用車で来てくれた方々もあわせて、

みるみるうちにスタンドがいっぱいになった。

その光景に感動したが、更にスタート前のグリッド紹介で僕が呼ばれると、

皆さんが旗を一生懸命振ってくれて、よけいに感動した。そして物凄くパワーを感じた。



自分のマシンは、最初の数周はちょっと我慢のセッティングなので、作戦を考えた。

スタートはアウトから一気にかぶせてトップに浮上。狙い通りだった。

前のジュニアのプレファイが遅れたおかげで路面温度も下がっていて、

それは更に自分には不利であったが、何とか抑えきった。

中盤から後半にはすごくカートも安定して、後ろを少し引き離しせたので、

タイヤをセーブしながらトップでチェッカー。

なかなか思い通りにことは進まないものだが、今回は完璧だった。

応援ツアーの皆さんの前でいきなりトップチェッカーを受けられてうれしい。

その後スタンドへ伺い、皆さんに応援のお礼を伝え、決勝での更なる健闘を誓った。



<ファイナル><20周>1番手スタート1位

いよいよファイナル!!!

フェスティバルは普段のローカルレースとは違って周回数がかなり多いので、

タイヤの温存には気を使った。ここで全部使い切ってやる!!!!!!!!

スタートは上手くいった。2番手は松本選手だった。やっぱり彼がキタなぁと思った。

前半苦しいのは覚悟していたが、思ったほどではなく有利な展開になった。

一度、大ミスをして追いつかれてしまったがペースはよく、

徐々に引き離していく展開となった。

バスツアーの皆さんは相変わらず毎周毎周旗を振ってくれている。

応援の声が聞こえるような感じだった。すごくパワーになった。

後半はマシンを壊さないこと、ミスをなるべくしないことを心がけチェッカー!!!

本当に嬉しいMAXフェスティバル優勝となった。

レース後、再びスタンドへ行くと、皆さんが笑顔で喜んでくれて最高だった!

本当に嬉しかった!!!



<まとめ>

素晴らしい大会を開催くださったツインリンクもてぎ様EIKO様に感謝いたします。

また、いつもお力添えをくださるスポンサー様、ありがとうございます!

レースは、K・SPEED WINの川口慶大さんがマシンをバッチリ決めてくれて、

父ちゃんがしっかり手を動かしてくれたおかげで、

自分はただマシンを気持ちよく走らせるだけでよかったので、何の心配も要りませんでした。

色々な方々のおかげでこの勝利があると思うので、

皆さんが喜んでくださったのが本当に嬉しいです。

いよいよ残すはグランドファイナルのみとなりました。

今回以上の喜びを皆さんに味わってもらえるよう、絶対に勝ちます!!!



笹原 右京

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