2011 もてぎカートレース 第1戦 Race Report
2011 もてぎカートレース 開幕戦 Race Report
(ツインリンクもてぎ 北ショートコース 5月1日)
<エントラント>K.SPEED WIN
<参戦クラス>Rotax Max Seniors(ゼッケン66番 36台)
<シャーシ>Maranello
<エンジン>Rotax Max Senior
<タイヤ>Dry MOJO D2 Wet MOJO W2
<レーシングチーム>K.SPEED WIN
<リザルト>
タイムトライアル A組1位 総合1位(予選グループA組)
予選ヒート A組 1位(ファステストラップ)
決勝ヒート 1位
<リザルト詳細URL> ツインリンクもてぎ
http://www.twinring.jp/result_m/2011/kart/
<詳細レポート>
* 事前練習
タ イムはあまりよくなかった。
タ イヤが古いせいかと思ったが、一度NEWタイヤを入れたときにも、
そ こそこのタイムしか刻めなかったので、色々テストをしてみた。
前 日の最終セッションでいい感じのセッティングが決まり、
タ イムが出なかった原因もつかめたので良かった。
* レース当日
【公 式練習 7分間】
朝 からパラパラ雨が降っていた。
公 式練習はフレッシュのドライタイヤで臨んだ。
カー トの動きはとても良く、すぐに皮が剥けたので早めにピットに戻り終了した。
タ イムトライアルに向けてはかなりイケそうだ!!!
【タ イムトライアル Aグループ(ゼッケン順での組分け)】
公 式練習から1時間以上が経過して、天気は良くなってきている。
お そらくBグループの方が路面はよくなるだろうから、
A グループの自分は全力で頑張るのみ。
コー スインした時のポジションが悪いと思ったので、すぐに先頭に出てアタック開始。
全 力でアタックした。カートも上手く決まっていて走っていてとても気持ちが良かった。
路 面コンディションがあまりよくなかったが、コースレコードに近いタイムは出ていた。
(コー スレコード 38秒228 ベストタイム 38.354)
グ ループトップでタイムトライアルは終了。
B グループは予想外にタイムが伸びず、自分の総合1位が決まった。
【予 選ヒート Aグループ 10周】
予 選のグループ分けは、タイムトライアルの結果を上位から順にABに割りふる方法だ。
ポー ルポジションの自分のすぐ後ろにはチームメイトの三村選手がいる。
2台で逃げるような展開になると予想した。
ス タートは三村選手がついてきて、2台で後続を引き離し始めた。
し かし、スタート時に後続でアクシデントがあり、赤旗中断。
そ のまま昼休みを挟んでから予選が再開されると変更になり、パドックへ戻った。
予 選ヒートの周回数は12周から10周に変更になった。
赤 旗中断までに感じた走行状況から、
再 スタートまでの間に少々セッティングの変更も行った。
再 スタートは一回目と同様に三村選手と2台で上手く決めた。
最 初のペースがすごく良かったので後続を引き離しにかかった。
途 中三村選手はトラブルでリタイアになってしまったが、
代 わって後ろから追ってくるのは、幼少の頃一緒にキャリアを開始した旧知の松本選手だ。
2 番手との差は縮まる展開だったが、あまり意識はせず、走りに集中しながらも、
後 半はタイヤをセーブし、そのままトップチェッカーを受けた。
MAX のレースでは予選順位もポイント加算のためトップゴールは重要だ。
(ベ ストタイム 38秒532 2周目/10周中 ファステストラップ)
【決 勝レース 15周】
ポー ルスタートの自分と3番手スタートの松本選手とガチンコの対決になると予想した。
も ちろんほかの選手も実力派ばかりで全く気は抜けないが、
自 分はとにかく楽しんで集中して走る事を考えた。
ス タートは上手く決まり、少し引き離した。
バッ クストレートで松本選手に追いつかれたが、その後続は少し離れた。
トッ プをキープしながら走っていたが、
一 度でも自分がミスをしたら必ず前に出る実力がある選手だとよーくわかっているので、
全 周回、とにかく集中して走った。
松 本選手もとても速く、順位は変わらなくても2台でギリギリのところを攻めていた。
苦 しい展開のように見えるが、実はそれはとても楽しかった。
最 終ラップ、2番手の松本選手が3コーナーで仕掛けてきたがギリギリで凌いだ。
そ のときに少しリードができて、そのままチェッカー!!
結 果的にパーフェクトで優勝することができた。
松 本選手とは久しぶりのレースだったが、
緊 迫感があり、とてもクリーンで充実したレースができたことに感謝している。
そ れはK.SPEED WINの慶大さんと父ちゃんがよいマシンに仕上げてくれた ことと、
社 長さんやチームの皆さんがパドックのよい空気を作ってくださったことがあってことだ。
本 当に感謝したい。
ま たこのチームとMaranelloシャーシに優勝をもたらすことができるよう、
そ して、いつもあたたかく見守ってくださるスポンサー様によい報告ができるよう、
が んばっていきたいと思う。
レー スの開催日変更などで予定が重なり、
も てぎカートレースに出られる回数が減ってしまったが、
ど のようなレースに出ても常に精一杯ベストを尽くしていくので、
こ れからも応援をよろしくお願いいたします!!!
笹 原 右京