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2014 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第 4 大会レビュー

2014 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第 4 大会レビュー

7月 30th, 2014

–笹原右京、ランキング 4 位へ浮上–

■大会概要 開催地:ベルギー(スパフランコルシャン:一周 7.004km)
開催日:2014 年 7 月 24 日(木)〜26 日(土)

決勝レース1 7位
決勝レース2 4位

2014 年シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第 4 大会は、F1 世界選手権や世界耐久選手権(WEC) の舞台としても知られる、ベルギーのスパフランコルシャンで 7 月 24〜26 日に開催されました。ユーロ・ノヴァに 所属する笹原右京(ささはら うきょう/18 歳)は、24 日午前 9 時 50 分からの練習走行 1 回目(45 分間)を 8 番 手、同日午後 3 時 30 分からの練習走行 2 回目(45 分間)を 15 番手で終えました。

25 日午前 10 時 40 分からは 20 分間×2 回の予選が実施され、決勝レース 1 のスターティンググリッドを決める予 選 1 回目は 8 番手、決勝レース 2 のスターティンググリッドを決める予選 2 回目も 8 番手でした。同日午後 2 時 55 分からは決勝レース 1(25 分間)が実施され、予選 8 番手タイムを記録していた笹原でしたが、前日の練習走行で減 速が義務付けられる⻩旗区間をベストタイムで走行したため 3 グリッド降格ペナルティを科せられ、11 番グリッドと なりました。開始数分前に通り雨が降る難しい路面状況にもかかわらず、笹原は得意のスタートダッシュで 1 周目に は 8 番手へ浮上しました。そして数台のライバルと激しい 6 番手争いを展開し、終盤に 7 位へ順位を上げてチェッカ ードフラッグを受けました。

26 日午前 10 時 35 分からは決勝レース 2(25 分間)が実施され、予選結果に基づき笹原は 8 番グリッドとなりま した。前日に続き抜群のスタートダッシュを見せた笹原は、サーキットの名所オールージュを走り抜けケメルストレ ートへ向かうときには早くも 5 番手へ浮上。最終シケイン手前の高速コーナー、ブランシモンでも 1 台を抜き 4 番手 へ進出、3 番手浮上も目前でした。しかし、その最終シケインで失速、2 周目突入直後の最初のコーナー、ラソースで 6 番手へ順位を落としました。直後に事故処理のため 1 回目のセーフティカー(SC)導入。SC 退去後のリスタート で 5 番手を奪い挽回を図りますが、再び事故が発生して 2 回目の SC 導入。そのままレースは規定の 25 分間が経過し、 笹原は挽回の機会を失ったまま 5 位でチェッカードフラッグ。優勝したドライバーの失格で、最終成績は 4 位に繰り 上がりました。この結果、笹原は第 4 大会終了時点でランキング 4 位に浮上しました。なお、第 5 大会は 8 月 1〜3 日にオランダのアッセンで開催されます。

2014 年 7 月 30 日

■笹原右京のコメント 「練習走行は自分もクルマも悪くない印象でしたが、スパフランコルシャンで重要なセクター2の遅れがなかなか解 消できませんでした。予選ではセクター1とセクター3こそ全体ベストのタイムを記録しましたが、セクター2での 遅れが大きく、予選は 2 回とも8番手に終わりました。また、練習走行ではセクター2 の⻩旗区間でたまたまベスト タイムが出てしまい、決勝レース1で3グリット降格ペナルティを受けました」

「決勝レース1ではストレート重視の方向へクルマを調整し、スタートからペースもいい感じでした。しかし、前の ドライバーからあからさまなブロックを受けて、3〜4周無駄にしてしまいました。そのドライバーを抜いてからは 上位をしのぐペースで追い上げ、最終的には7位となりました」

「決勝レース2ではさらにストレート重視の方向へクルマを調整し、レース1で症状を見せていたアンダーステアを 解消する調整も施して挑みました。クルマはオーバーステア気味でしたがペースは良く、2周目には3番手へ上がれ そうでした。しかし、最終シケインで僅かなバンプに引っ掛かってオーバーステアが発生し、第1コーナーで6番手 へ後退しました。直後にタイミング悪くセーフティカー(SC)が入り、リスタート後に1台抜き5番手に上がりまし たが再び SC で、さらに SC のペースが信じられないくらい遅く、時間切れでチェッカーとなってしまいました」

「決勝レース 2 は表彰台が狙えただけに、この結果は悔しくて仕方がありません。久々にクルマと自分が一緒に仕事 をしている感じがあって気持ち良く走れましたし、レースをしている実感がありました。レース 2 では実質的に3周 ほどしか戦えませんでしたが、課題だったセクター2も速く、なおかつストレート区間も速いという、バランスの良 いクルマに仕上がっていました。第 4 大会の良い感触を忘れず、次の第 5 大会では練習走行から上位を走りたいと思 います。今後もご声援とご支援をよろしくお願い致します!」

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