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2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第6 大会レビュー

2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第6 大会レビュー

9月 24th, 2015

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--笹原右京、ポールトゥウインでNEC 今季2 勝目--

■大会概要
開催地:ドイツ(ニュルブルクリンク:一周5.146km)
開催日:2015 年9 月18 日(⾦)〜9 月20 日(日)

■ニュルブルクリンク・レビュー
9 月18 日(天気:⾬、曇り/路⾯:ウェット、ドライ)
練習⾛⾏1 回目 1 番⼿/練習⾛⾏2 回目 5 番⼿
9 月18 日(天気:曇り時々⾬/路⾯:ドライ、ウェット)
レース1 予選 1 番⼿/レース2 予選 2 番⼿
9 月19 日(天気:曇り時々⾬/路⾯:ドライ、ウェット)
レース1 決勝 優勝
9 月20 日(天気:曇り/路⾯:ドライ)
レース2 決勝 8 位

2015 シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第6 大会は、9 月18〜20 にドイツ・ニュルブルクリンクで22 台の参加により実施されました。
ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19 歳)は、18 日に実施された練習⾛⾏で1 回目1 番⼿、2 回目5 番⼿と順調な滑り出しを⾒せるとともに、クルマの戦闘⼒に⼿応えを得ていました。
さらに同日夕刻に実施された予選、1 回目はレース1 決勝のポールポジション、2 回目はレース2 決勝の2 番グリッドをそれぞれ獲得しました。
9 月19 日のレース1 決勝(25 分間)、ポールシッターの笹原は抜群のスタートダッシュで第1 コーナーへ真っ先に進入、2 番⼿に食い下がられながらも危なげない⾛りで周回を重ねました。
ところがレース中盤の6 周目、通り⾬がサーキットの路⾯を濡らし、笹原は最終シケインでコースを逸れてしまいました。もっとも、2 番⼿も同じように最終シケインでコースを逸れて笹原は⾸位を堅守。路⾯コンディションの変化で7 周目にセーフティカー(SC)導入となり、10 周目のSC 退去で残り約6 分となったレースのリスタートも危なげなく決めて逃げ切り、イタリア・モンツァの開幕大会レース1 決勝以来となる今季2 勝目を飾りました。

レース1 https://youtu.be/ZECH3_CFH9A

9 月20 日のレース2 決勝(25 分間)、2 番グリッドの笹原は目を⾒張るような素晴らしいスタートダッシュで⾸位に⽴ち、第1 コーナーへ真っ先に進入しました。
4 周目に後方集団で事故が発生してSC 導入、7 周目のSC 退去で笹原は無難なリスタートを決めたように⾒えましたが、2 番⼿がみるみる追いついてきて第1 コーナー進入で並⾛状態となりました。そして2 台は減速が不⼗分で⽌まりきれずにコースオフを喫しました。これで笹原は11 番⼿まで順位を落としたものの、精一杯の追い上げで8 位まで順位を戻してチェッカードフラッグを受けました。

レース2 https://youtu.be/jSr1Vhc08gA

これでFR2.0 NEC のタイトル争いは10 月2〜4 日に開催されるドイツ・ホッケンハイムの最終大会へと持ち越され、笹原はランキング3 位からの逆転チャンピオン獲得を目指します。

なお、笹原の次のレースは9 月25〜27 日にフランスのル・マンで開催されるユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 シリーズ(EUROCUP FR2.0)第6 大会となります。引き続きご注目いただき、末⻑いご⽀援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

■笹原右京のコメント
「練習⾛⾏はセットアップの確認がメインで、1 回目はところどころ路⾯が濡れた状態でしたが、セッションでは終始にわたり圧倒的なペースで⾛れてトップタイムを記録しました。
路⾯がドライに好転した2 回目は、ライバルとのタイヤの状態の違いもあり最終的に5 番⼿タイムに留まりましたが、セッションの終盤までトップタイムを守れていたので心配はありませんでした」

「予選1 回目は直前に⾬が降り始め、すぐにコースインしてタイムを出しに⾏きましたが、赤旗になってしまいました。その後ドライコンディションに変わったので再びコースイン、クリアラップも取れてポールポジションでした。セクター3 がいまひとつでしたが、セクター1 と2 は全体ベストでした。
予選2 回目もペースは引き続き良く、セクター1 と2 は全体ベストでしたが、セクター3 がいまひとつ。最後のアタックラップはポールポジションを獲得できるペースでしたが、遅いドライバーに引っかかってしまい2 番⼿でした」

「レース1 決勝では良いスタートを決めて逃げ切りにかかりました。しかし、レース中盤に⾬がポツポツと落ち始め、最終シケインでは2 番⼿とともにトップ2 台でコースオフしました。
ペースは良かったので、とにかく落ち着いて⾛り、ミスをせず、コースに留まることを優先しました。たとえ追いつかれても、抜かれない自信はありました。
最後に優勝したのは5 月下旬にスパフランコルシャンで開催されたユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 の第2 大会。あれから⻑い間チームと一所懸命作り上げたセットアップがしっかり動き、優勝できて大きな自信になりました」

「レース2 決勝は2 番グリッドから抜群のスタートを決めトップでレースを開始、ベストラップを更新しながら1 秒以上のマージンを築きました。
しかし4 周目に後方のクラッシュによりセーフティーカー(SC)が入り、SC 退去後のリスタートで後ろに付かれ、僕は第1 コーナーのイン側を守りましたが、2 番⼿のドライバーが⾛⾏ラインを潰してきたため⾏き場がなくなり、おまけにイン側の路⾯は汚く少し濡れていたため⼗分に減速できず、さらに縁⽯でクルマが跳ねてしまい2 台揃ってコースオフ。大きく順位を落としましたが、追い上げて8 位でした。
土曜日に続いて表彰台の中央で君が代を聴きたかったのですが、あの場⾯はタイトル争いも懸かっていたので引くに引けませんでした。
応援してくださった皆さまには申し訳ない結果でした。この現実をしっかり受け⽌めて、次への爆発⼒にしたいと思います。 今後もご⽀援とご声援のほど、よろしくお願い申し上げます!」

 

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