NEWS

2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第5 大会レビュー

2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第5 大会レビュー

9月 17th, 2015

--笹原右京、2 位表彰台を獲得--

■大会概要
開催地:ドイツ(ニュルブルクリンク:一周5.148km)
開催日:2015 年9 月11 日(⾦)〜13 日(日)

■ニュルブルクリンク・レビュー
9 月11 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ)
練習⾛⾏1 回目 5 番⼿/練習⾛⾏2 回目 1 番⼿
9 月12 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ) 予選1 回目 4 番⼿
9 月12 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ) 決勝レース1 :2 位
9 月13 日(天気:曇り/路⾯:ドライ) 予選2 回目 3 番⼿
9 月13 日(天気:⾬/路⾯:ウェット) 決勝レース2 :8 位

2015 シーズンのユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第5 大会は、9 月11〜13 日にドイツ・ニュルブルクリンクで35 台の参加により実施されました。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはらうきょう/19 歳)は、4 番グリッドからスタートした決勝レース1 は2 位、3 番グリッドからスタートした決勝レース2 は8 位でした。

11 日に実施された50 分間×2 回の練習⾛⾏では、1 回目に5 番⼿、2 回目にコースレコードとなる1 分55 秒584 のトップタイムを記録して幸先の良い滑り出しを⾒せました。
12 日午前に実施された予選1 回目は2 組に分けられ、グループB に割り当てた笹原は1 分55 秒087 を記録してグループ2 番⼿となり、4 番グリッドから決勝レース1 に臨みました。

同日午後の決勝レース1、笹原は4 番グリッドから絶妙なスタートを⾒せ、1 周目の競り合いを制して2 番⼿へ浮上。終始にわたり先頭のドライバーを攻め⽴てる積極的な⾛りで、2 位表彰台を獲得しました。

13 日午前に実施された予選2 回目も2 組に分けられ、笹原は1 分55 秒095 を記録してグループB の2 番⼿となり、3 番グリッドから決勝レース2 に臨みました。

同日午後のレース2 決勝はあいにくの⾬で、セーフティカー(SC)先導によりレースが始まりました。3 周終了時点でSC がコースから退去して実質的なスタートとなり、笹原は6 周目に前を⾛るドライバーのミスに乗じて2 番⼿へ浮上、トップのドライバーを視野にとらえました。
しかし、7 周目にコースアウトして3 番⼿へ、9 周目にもコースアウトして6 番⼿へ後退。さらに最終周にも順位を落として7 位でチェッカードフラッグとなりました。しかも、最終周の最終シケインをショートカットしてアドバンテージを得たという裁定が下されて8 位へ降格となりました。

なお、次のレースは9 月18〜20 日に同じドイツ・ニュルブルクリンクで開催されるフォーミュラ・ルノー2.0NEC 第6 大会となります。ぜひ、笹原に引き続きご注目いただき、末⻑いご⽀援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

■笹原右京のコメント
「レース1 の予選は最終セクターのシケインで攻めすぎ、グループB の2 番⼿となりましたが、クルマには⼿応えを感じていました。決勝はスタート直後の第1 コーナーで3 ワイドとなり、状況が良いと思ったイン側へ切り込んで2 番⼿へ上がりました。
トップよりも自分のペースが速く何度かアタックしましたが、オーバーテイクは難しく2 位でした。それでも、4 番⼿から良いリ
カバリーができました」

レース1フル映像 https://youtu.be/DhWO4zR1k90

「レース2 の予選はクルマの状態こそ良かったものの、新品タイヤでのグリップがいままでよりも少ないように感じました。ポールポジションは逃しましたが、3 番グリッドは勝利をイメージできる感触がありました。僕らの決勝のひとつ前、フォーミュラ・ルノー3.5(FR3.5)のレース直前に⾬が落ちてきました。FR3.5 のレース中の⾬は上がったりまた降ったりという難しい様子で、それを⾒ながらどこまで自分たちのクルマのセットをアジャストできるかが肝となりました」

「結果から言えば、ヘビーウェットとなった路⾯に対して、完全にかけ離れた状態のクルマでの⾛⾏を強いられるレースとなりました。ピットアウトした時点ですでにこれはまずいと感じましたが、スタート前のグリッド上で⽴て直せることは僅かです。恐れたとおりスタート後のクルマはコースに留まるだけで精一杯、まるで氷上を滑っているような操縦性でした。決して攻められるよ
うな状態ではないので、2 度コースアウトをしながらも必死に⾛⾏を続けました」

レース2フル映像 https://youtu.be/shuw_QJjZ2M

「順位を落として大きな落胆はもちろんありますが、無事にクルマを最後まで運べ、ポイントを獲得できたのは不幸中の幸いとも言えます。当然ですが僕を含めてチームの3 台とも全滅でした。今大会はドライでのセットを大幅に改良して臨み効果を得たぶん、その状態から突然の⾬に対するアジャストに大きな課題を残しました。タイトル獲得に向け、僅かに残されたチャンスをものにするために、チーム一丸となって検証や研究に取り組み、この悔しさを無駄にしないよう必ず成⻑の糧にします。今後も皆さまのご声援とご⽀援をよろしくお願い致します!」

 

12002494_875600129187195_4955674240214959131_o

Comments are closed.