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–笹原右京、最終ランキングは 6 位–

2014 年シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)シリーズ最終大会(第 7 大会)は、ドイツ⻄部 のニュルブルクリンクで 9 月 19〜21 日に開催されました。ユーロ・ノヴァに所属する笹原右京(ささはら うきょ う/18 歳)は、ウェット路面で実施された 19 日の練習走行で 5 番手に就けるなど好調な滑り出しを見せました。し かし、ドライ路面で実施された 2 回の予選では、それぞれ 13 番手と 12 番手に留まりました。

19 日午後の決勝レース 1 は、激しい雨で中止・延期となった前大会(チェコ・モスト)決勝レースの代替として実 施されました。7 番グリッドの笹原は得意のスタートを決めて右回りの第 1 コーナーへ進入、早くも 6 番手へ浮上し て上位を追走しました。7 周目にはペースの遅い先行車両を追い抜き、ここから一気にペースを上げて先行集団に追 い付きましたが、周回数が足りずに 5 位でチェッカードフラッグとなりました。

20 日の決勝レース 2 は、13 番グリッドからまずまずのスタートを見せたものの、順位はそのままで周回を重ねま した。途中、先行車両のミスに乗じて 1 台を抜き去りましたが、最終的には 12 位でフィニッシュとなりました。な お、21 日の決勝レース 3 は濃霧のために中止、代替レースも実施されない判断が下されました。この結果、2014 年 シーズンの FR2.0 NEC シリーズで笹原の最終ランキングは 6 位となりました。

■笹原右京のコメント 「テスト走行や練習走行では、クルマに良い感触を得られていました。晴れでも雨でも好調でしたし、課題だったシ ミュレーションも済ませて予選 1 回目に臨みました。まず、中古タイヤでクルマを確認。そして新品タイヤでタイム アタックを行いましたが、酷いアンダーステアと渋滞に悩まされて 13 番手。続く予選 2 回目に向けてクルマを調整 し、中古タイヤでクルマを確認。まだアンダーステアは酷かったもののクルマの再調整はせず、新品タイヤでタイム アタックに臨みました。タイムは僅かに縮めましたが、12 番手に終わりました」

2014 年 9 月 23 日

「決勝レース 1 は 7 番グリッドからスタートし、第 1 コーナーで 1 台を抜きました。さらに順位を上げられそうでし たが、ライバルのブロックでその後は 6 番手で周回を重ねました。7 周目にデレトラズを攻略し、視界が開けてから は前方集団よりコンマ 3、4 秒速いペースで追い上げ、2 秒近くあった差をコンマ 4 秒差まで詰めました。しかし、追 い抜くまでには至らず 5 位でした。改善すべき部分はまだありましたが、クルマの感触は悪くありませんでした」

「決勝レース 2 は 13 番グリッドからスタートし、まだ接戦の状態にある序盤でプッシュしたものの追い抜きはでき ず、そのままの順位で周回を重ねました。その後ライバルのミスで 1 台を抜きましたが、前半にタイヤを酷使したた めにトラクションを大きく失った後半は苦しみました。終盤に何度かチャンスをつかみかけましたが、追い抜くまで には至らず 12 位に終わりました。決勝レース 3 は酷い霧に見舞われ、中止となってしまって残念でした。この結果、 最終ランキングは 6 位となりました」

「今季に関して言えば、走れるかどうか分からない状況の中、応援してくださったスポンサーの皆さま、サポーター の皆さま、家族に感謝の気持ちでいっぱいです。毎戦毎戦、これが最後という覚悟で全力を尽くしてきました。そし て毎戦、ともに戦ってくれたユーロ・ノヴァのヴィンチェンツォ・ソスピリ、エンジニアのジャンニ、メカニックの みんなにも感謝しています。シリーズランキング 6 位という結果は、もちろん満足のいくものではありません。しか し、ユーロ・ノヴァのみんなと勝利を求めて戦ってきて、いろいろと勉強になりました」

「シーズンを振り返ると、レースでは常に全力で前を追いほとんどのレースで順位を上げましたし、ドライバー個人 としての仕事に悔いはなく、精一杯やりきったつもりです。しかし、最終的にチャンピオンには手が届かず、この悔 しい気持ちをどう言葉に表したらいいのか、いまは分かりません。まだ、心の整理がついていない状態です。とはい え、すでに来季へ向けた活