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2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第2 大会レビュー

2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第2 大会レビュー

5月 27th, 2015

■大会概要
開催地:イギリス(シルバーストン:一周5.891km)
開催日:2015 年5 月22 日(⾦)〜24 日(日)

■シルバーストン・レビュー
5 月22 日(天気:曇り/路⾯:ドライ)
レース1 予選 2 番手/レース2 予選 4 番手
5 月23 日(天気:曇り/路⾯:ドライ)
レース1 決勝 2 位
5 月24 日(天気:曇り、小雨/路⾯:ドライ、セミウェット)
レース2 決勝 4 位

緊急参戦の運びとなった2015 シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第2 大会は、5 月22〜24日にF1 イギリスGP の開催地でもあるシルバーストンで25 台の参加により実施されました。
ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19 歳)は予選で1 回目で2 番グリッドを、予選2 回目で4 番グリッドを獲得し、決勝レース1 では2 位、決勝レース2 では4 位となりました。
2 番グリッドから臨んだ決勝レース1(25 分間)は、スタート直後に後続のライバルから次々に襲いかかられて防戦一方となりました。最悪6 番手への転落も危ぶまれましたが、一歩も引かない強く巧みな⾛りで苦境をしのぎきりました。
そして2 番手の座を確実にしたあとは後続を徐々に引き離し、一方でトップとの差を徐々に削り取り始めました。
しかも、最終周にはファステストラップを記録する意地を⾒せて、結果的に今季2 勝目には届かなかったものの2 位となった笹原は開幕3 連続表彰台を獲得しました。

 

レース映像
https://youtu.be/xbIe6YCtuGA

4 番グリッドから臨んだ決勝レース2(25 分間)は、1 周目の第1 コーナーで後方のライバルがクラッシュ、いきなりセーフティーカー(SC)導入となる波乱の展開で始まりました。
SC 導入中には小雨がコースの路⾯を濡らし、笹原にとっては順位を上げる千載一遇のチャンスが訪れたように思われました。
しかし、SC 退去後のライバルの警戒は予想以上で厳しい防戦に阻まれ、あと一歩表彰台に届かない4 位でチェッカードフラッグを受けました。

レース映像
https://youtu.be/vz0NFDfU9QA

なお、笹原が出場する次の大会は5 月29〜31 日にベルギー・スパフランコルシャンで開催されるユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第2 大会となります。
引き続きご注目いただき、末⻑いご⽀援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

■笹原右京のコメント
「予選はもう少し上の順位を目指していましたが、現状ではやりきったという満足感で終えられました。
決勝レース1はクルマの調整が原因でタイヤの温まりが悪かったのと、直前のレースのタイヤカスが酷かったのが原因で、後続を抑え込むのに苦労しました。
あの絶体絶命の場⾯で2 番手を守りきれて、絶対に順位を譲らないという強い気持ちを⾒せられたと思います。
また、トップの選手は新品タイヤを使っていて、中古タイヤの僕がレース序盤に引き離される状況は織り込み済みでした。
最終的に2 位とはいえ、このレースで得られる最高の内容と成績でした」

「決勝レース2 はタイヤの温まりも悪くなく、レース序盤にトップ3 へ上がればチャンスはあると考えていました。
しかし、1 周目の事故でSC が導入され、その事故処理が⻑引いたのは予想外でした。
それでもSC ランの間に小雨が降ってきて、仕掛けるチャンスが来たと思いました。ただ、ライバルも必死でそう簡単にはスキを⾒せてくれません。
この週末、セクター1 が速ければ数少ない追い越し場所であるハンガー・ストレートエンドで仕掛けられたのですが実際はセクター1 が遅く、追い越し場所が⾒当たらないセクター2 と3 だけは非常に速いという状況でした」

「このシルバーストンの経験を活かして、次にスパフランコルシャンで開催されるEURO CUP FR2.0 でも上位で暴れる覚悟です。今後もご声援とご⽀援をよろしくお願いいたします!」

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