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2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第3 大会レビュー

2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第3 大会レビュー

6月 10th, 2015

--笹原右京、奮闘も実らず表彰台を逃す--

■大会概要
開催地:オーストリア(レッドブルリンク:一周4.326km)
開催日:2015 年6 月5 日(⾦)〜7 日(日)

■レッドブルリンク・レビュー
6 月6 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ)
レース1 予選 4 番手/レース2 予選 10 番手/レース3 予選 4 番手
6 月6 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ)
レース1 決勝 10 位
https://youtu.be/-wjDdg8rqlQ
6 月7 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ)
レース2 決勝 18 位
https://youtu.be/gZGhx5CfNgs
6 月7 日(天気:晴れ/路⾯:ドライ)
レース3 決勝 6 位

追加参戦の運びとなった2015 シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第3 大会は、6 月5〜7日にF1 オーストリアGP の開催地でもあるレッドブルリンクで20 台の参加により実施されました。

ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19 歳)は6 月5 日の練習⾛⾏を経て6 日午前に実施された予選で、1 回目のベストタイムで決勝レース1 の4 番グリッド、予選2 回目のベストタイムで決勝レース2 の10 番グリッド、予選1 回目のセカンドベストタイムで決勝レース3 の4 番グリッドをそれぞれ獲得しました。

6 日夕刻の決勝レース1(25 分間)、4 番グリッドの笹原はスタートで順位を守り目の前の3 台を追います。しかし、間もなく背後から攻め⽴てられる苦しい状況に陥ります。
5 番手へ落ちたときには逆転を狙って果敢に追い抜きを仕掛けましたが、これが裏目に出て6 周終了時点では8 番手へ後退。その後も反撃の姿勢を崩しませんでしたがいかんせんペースが上がらず、最終的には10 位でチェッカードフラッグを受けるに留まりました。

7 日午前の決勝レース2(25 分間)、10 番グリッドの笹原はスタートと第1 コーナーでのライン取りをうまく決めて、1 周終了時点で8 番手、2 周終了時点で7 番手へと順調に浮上しました。
しかし、ペースは上位陣に比べると明らかに劣っており苦しい戦いが続きました。最後はペースを取り戻しつつ8 位でチェッカードフラッグを受けるも、コース外⾛⾏が度重なったと判断され、レース結果に30 秒が加算されるペナルティを科されて18 位となりました。

7 日夕刻の決勝レース3(20 分間)、4 番グリッドの笹原は1 周目の最終コーナーで3 番手がスピンを喫したこともあり早くも表彰台圏内に浮上しました。
しかし、背後の数台に攻め⽴てられ続けた笹原は、必死の防戦を⾒せていたもののレース終盤に順位を落として6 番手へ後退。最終周には混戦の4 番手争いに加わる意地を⾒せましたが、6位でチェッカードフラッグを受けるに留まりました。

なお、笹原が出場する次のレースは6 月12〜14 日にハンガリー・ブダペストで開催されるユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第3 大会となります。
引き続きご注目いただき、末⻑いご⽀援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

■笹原右京のコメント
「練習⾛⾏はマシンのバランスの明らかなズレで、プランを大きく変更せざるを得ませんでした。大きな不安を抱えていましたが、しっかりとミーティングして⽅向性は⾒え、疑問は解消されたと思いました。翌日の予選1 回目はベストな結果だったと思います。
もっとも、マシンは前日より改善されたとはまだまだ良いレベルまで達しておらずドライビングで対処しました。問題を解決する
ためマシンのセッティングを変更して挑んだ2 回目は失敗でした。バランスが大きく崩れて良いところがありませんでした」

「決勝レース1 はいままででいちばん悲惨なレースでした。セッティングが大幅に外れていて、⾛るだけで精一杯でした。10 位で
終えたことに何ら驚きもありません。必死に抵抗しましたが、明らかに直線が遅くて為す術なしでした。何がいけなかったのかは
すぐ分かりましたが、なぜ何故そうしたのか? 今後どうすべきなのか? あらためてしっかりとミーティングを重ねました」

「決勝レース2ではマシンのバランスこそ進歩したものの、まだまだ改善が必要な状況でした。とくにレース序盤の苦戦は明らか
で、レース後半に良いペースを取り戻したものの、時すでに遅しでした。レース3 はスタートから目の前の選手に激しくアタック
し、スピンを誘って3 番手へ浮上しました。しかし、マシンはレース2よりも酷く、レース序盤こそ相手のミスで順位を守りまし
たが、レース中盤からは為す術がありませんでした」

「根本的にマシンのベースを⾒直す必要性があると感じた週末でした。明らかなペース不⾜です。過去にもART ジュニアチームは
このコースで良い結果を残せていなかったので、多少の不安はありました。案の定ベースが大きくズレており、大きな変更をする
必要性がありました。何がいけなかったのかをより細かくすべて分析し、今後に生かします。
フラストレーションが溜まる週末でしたが、やれることはやりました。応援してくださった皆様ありがとうございました。
いまは今週末のユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 が開催されるハンガロリンクに向けて準備しています。
今後もご声援とご⽀援をよろしくお願い致します!」

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