NEWS

2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第 3 大会レビュー

2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第 3 大会レビュー

6月 19th, 2015

–笹原右京、不運の連鎖で無得点に終わる–
■大会概要 開催地:ハンガリー(ブダペスト:一周 4.381km)
開催日:2015 年 6 月 12 日(金)〜14 日(日)
■ブダペスト・レビュー
6 月 12 日(天気:晴れ/路面:ドライ)
練習走行 1 回目 21 番手
練習走行 2 回目 2 番手
6 月 13 日(天気:晴れ/路面:ドライ)
レース 1 予選 4 番手
6 月 13 日(天気:晴れ/路面:ドライ)
レース 1 決勝 リタイア
6 月 14 日(天気:晴れ/路面:ドライ)
レース 2 予選 16 番手
レース 2 決勝 12 位
2015 シーズンのユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第 3 大会は、6 月 12〜14 日ハン ガリー・ブダペストのハンガロリンクで 26 台の参加により実施されました。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(さ さはら うきょう/19 歳)は、4 番グリッドからスタートしたレース 1 決勝で後続からの追突によるリタイアを喫し、 16 番グリッドからスタートしたレース 2 決勝では 12 位に留まりました。
12 日に実施された 50 分間×2 回の練習走行では、初めてのハンガロリンクにもかかわらず 2 回目に 2 番手タイム を記録して幸先の良い滑り出しを見せました。翌 13 日午前に実施された予選は 2 組に分けられ、グループ B に割り 当てた笹原は 1 分 41 秒 231 を記録してグループ 2 番手となり、4 番グリッドからレース 1 決勝に臨みました。
13 日午後のレース 1 決勝、4 番グリッドから絶妙なスタートを決めて、2 番手と 3 番手のクルマに接触寸前まで接 近しました。そして続く第 2 コーナーで巧みなライン取りを披露し、第 3 コーナーへは 3 番手で進入。しかし、4 番 手の選手が笹原の左後輪に追突したためスピン、クルマにダメージを負いリタイアせざるを得ませんでした。
14 日午前の予選 2 回目にも笹原はグループ B から出場。ところがクルマのセッティングが理想とは程遠くグループ 8 番手に留まり、16 番グリッドからレース 2 決勝に臨むこととなりました。
14日午後のレース 2 決勝、得意のスタートを決めて第 1 コーナーまでに 3 台を抜いて 13 番手へ浮上、さらに第 8 〜9 コーナーで 1 台を抜き去り、1 周終了時点で早くも 12 番手まで挽回しました。しかし、その後はセクター2 での ペースが上がらず追い抜きの機会が限られ、笹原はそのままの順位でチェッカードフラッグを受けるに留まりました。
なお、次のレースは 9 月 4〜6 日にイギリス・シルバーストンで開催される EURO CUP FR2.0 第 4 大会となります。 引き続き笹原にぜひご注目いただき、末⻑いご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。
■笹原右京のコメント 「初めてのハンガロリンクに向け、事前にできることはすべてやろうと、時間がある限りレース画を観て学びました。並行して、 オーストリア・レッドブルリンクで開催されたフォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第 3 大会での結果をもとに、チームと⻑いミーティ ングを重ねてハンガロリンクへ乗り込みました。こうした準備が功を奏して、練習走行 2 回目は 2 番手でした」
「土曜日のレース 1 の予選は 4 番手でしたがライバルとは僅差で、僕が得意とするスタートで挽回は可能と自信を持って臨みまし た。実際にスタートは決まり、2 番手や 3 番手との速度差は明らかでしたが、2 台の強烈なブロックで第 1 コーナーまでに順位を 上げるには至りませんでした。それでも第 1 コーナーから第 2 コーナーへの加速で 3 番手へ上がり、第 3 コーナーへは 3 番手で進 入しました。ポールシッターがジャンプスタートでペナルティを科されることは目に見えていましたし、2 番手も僕より遅かった ので、あと 1 台を抜けば勝てると思っていました。しかし、理不尽な結果に終わりました。マシンはとても良い感触に仕上がって いただけに、レース開始早々に追突されてマシンを降りるのは非常に残念でした」
「土曜日の結果を受けて、僕とチームは⻑いミーティングを設けてさまざまな状況を想定し、それをもとにマシンのセッティング を煮詰めました。しかし、絶対に落とせないという気持ちで臨んだ日曜日のレース 2 の予選は 16 番手に留まりました。結果は僕 らの望んだものとは真逆で、マシンの操縦性は最悪でした。チームからは謝罪の言葉がありましたが、失ったものはあまりにも大 きすぎました。それでもレース画を利用した事前の勉強の成果で、1 周目には自分でも満足できるオーバーテイクを叶えました。 ただ、残念ながらマシンのセッティングは十分ではなく、2 周目以降は追い越しの機会がほとんどないままでした」
「レース終了後、エンジニアやチーム代表と夜中まで徹底的に⻑時間ミーティングを行いました。ここまでの大会で何が良くて何 がダメだったのか、本音をぶつけ合う中身の濃いミーティングでした。ただ、僕たちの置かれている現状は厳しく、まだまだミー ティングは必要です。大量得点を期待できた週末だけに、この失点はチャンピオンシップ争いで非常に痛いですし、もはや不注意 は許されません。次の大会まで⻑いブレークに入ります。チームとともに現状をしっかりと見つめ直し、後半戦は最高の結果で締 めくくれるように努力していきます。今後も皆さまのご声援とご支援をよろしくお願い致します!」

Comments are closed.