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2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第 4 大会レビュー

2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第 4 大会レビュー

9月 10th, 2015

–笹原右京、レース 3 で 3 位表彰台を獲得–
■大会概要 開催地:イギリス(シルバーストン:一周 5.891km)

開催日:2015 年 9 月 4 日(金)〜6 日(日)

 

■シルバーストン・レビュー
9 月 4 日(天気:曇り/路面:ドライ)練習走行 1 回目 10 番手/練習走行 2 回目 10 番手

9 月 5 日(天気:曇り/路面:ドライ)予選1回目  16 番手

9 月 5 日(天気:曇り/路面:ドライ)決勝レース 1  12位

9 月 5 日(天気:曇り/路面:ドライ)決勝レース 2 4位

9 月 6 日(天気:晴れ/路面:ドライ) 予選2回目  5 番手

9 月 6 日(天気:晴れ/路面:ドライ)決勝レース 3 3位

 

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2015 シーズンのユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第 4 大会は、9 月 4〜6 日にイギ リス・シルバーストンで 27 台の参加により開催されました。ART ジュニアチームに所属する笹原右京(ささはら う きょう/19 歳)は、16 番グリッドからスタートした決勝レース 1 は 12 位、8 番グリッドからスタートした決勝レー ス 2 は 4 位、そして 5 番グリッドからスタートした決勝レース 3 決勝は 3 位表彰台に立ちました。

4 日に実施された 50 分間×2 回の練習走行では、1 回目に 10 番手、2 回目に 10 番手のタイムを記録してまずまず の滑り出しを見せました。翌 5 日午前に実施された予選 1 回目は 2 組に分けられ、グループ A に割り当てた笹原は決 勝レース 1 のグリッドを決めるベストタイムこそグループ 8 番手(総合 16 番手)に留まったものの、決勝レース 2 のグリッドを決めるセカンドベストタイムでグループ 4 番手(総合 8 番手)となりました。

5 日午後の決勝レース 1、1 周目にふたつの大きな事故が発生したため赤旗中断となりました。そのうちのひとつは 笹原の目の前で発生しましたが、事故には巻き込まれませんでした。セーフティカー(SC)先導により 14 番手から リスタートした笹原でしたが、なかなか追い抜きの機会に恵まれず、それでもレース終盤に 2 台を抜き去り 12 位で チェッカードフラッグを受けました。

 

同日夕刻の決勝レース 2、笹原はスタート直後の 1 周目にあちこちのコーナーでライバルを追い抜き 5 番手まで順 位を上げ、さらに 4 番手までうかがう韋駄天ぶりでした。その後、優勝争いから順位を落としてきたランキングトッ プのドライバーと競り合いになり、彼の激しいブロックを突き崩して 4 位でチェッカードフラッグを受けました。

6 日午前に実施された予選 2 回目も 2 組に分けられ、グループ A に割り当てられた笹原は決勝レース 3 のグリッド を決めるベストタイムでグループ 3 番手(総合 5 番手)となりました。

同日午後の決勝レース 3、笹原はスタート直後の 1 周目に早くも 4 番手へ浮上、さらに 3 番手を僅差で追い詰めま した。しかし、ペースは笹原が上回るものの激しいブロックに手を焼き、何度も攻撃を仕掛けますが追い抜きの機会 を見つけられませんでした。とはいえ最終周、あらかじめ照準を定めていたコーナーで大胆な追い抜きを鮮やかに決 め、3 位表彰台を獲得しました。

なお、次のレースは 9 月 11〜13 日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催される EURO CUP FR2.0 第 5 大会とな ります。ぜひ、笹原に引き続きご注目いただき、末⻑いご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

 

■笹原右京のコメント 「金曜日の練習走行で、クルマのセットアップは満足できるものではありませんでした。ただ、原因はつかめていたので土曜日の 予選には期待を胸に臨みました。しかし、クルマの仕上がりがいまひとつで一周をまとめきるのが難しく、予想以上に僅差の戦い となった影響もあって、非常に厳しいグリッドからのレースを強いられました」

「決勝レース 1 は、スタートから間もなく目の前で宙高く舞い上がるクルマを目にしました。僕はなんとか混乱を避けましたし、 事故に遭ったドライバーも無事と聞いてホッとしました。リスタート後はなかなか順位を上げられず 12 位に終わりましたが、遅 いクルマを抜いて前がクリアになってからのペースは素晴らしく、次のレースに期待が持てる内容でした」

「決勝レース 2 は、1 周目で勝負の大半が決まると思っていたので集中して臨み、3 つのコーナーで 3 台を抜いて 5 番手へ上がり ました。さらに F1 チームの育成ドライバーには激しいブロックを受けましたが、それでもコーナーで彼を抜き 4 番手へ上がりま した。結果こそ 8 番グリッドから 4 位になっただけでしたが、中継カメラにも頻繁に映し出される僕のオーバーテイクショウを見 た人たちからたくさんの祝福を受けました」

「決勝レース 3 に向けた予選は、クルマの操縦性がいまひとつでしたがどうにかまとめて 5 番グリッドを得ました。僕らの前に予 選を走ったグループが非常に速いタイムを記録していたので、路面のコンディションを先読みしてクルマを調整し直したのが少し 裏目に出たようでした」

「決勝レース 3 では、スタート直後の 1 周目に 4 番手へ上がりました。3 番手のドライバーのブロックは予想以上に激しく、何度 か追い抜きを試みましたがうまく行きませんでした。そこで最終周、シルバーストンでも比較的コース幅が広く、ブレーキングで 勝負できるコーナーで仕掛けようと決意しました。向こうのクルマのミラーに映らないよう位置取りにも気をつけ、相手がコーナ ーリングに集中し始めた瞬間を狙い、僕は一気に彼の横へクルマを滑り込ませました。ギリギリのスペースでしたが追い抜きは成 功しました。相手がビックリしたのか接触していないのにスピンしたのは想定外でしたが、レース中に最大限の集中力を持って組 み立てた作戦が完璧に決まったことは爽快でした。勝利は逃しましたが、僕らしい走りは体現できた大会でした。今後も応援をよ ろしくお願い致します!」

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